2026年7月28日 公的・公式情報確認
国内承認のアフターピル(レボノルゲストレル1.5mg製剤)は、性交後72時間以内に1錠を服用し、できるだけ速やかに服用する薬です。「72時間まで待てる」という意味ではありません。現在の経過時間と、実際に服用できる時刻を基準に相談先を選んでください。
72時間を過ぎた・時刻が分からない場合
自己判断で「もう間に合わない」と決めず、産婦人科などの医療機関へ直ちに相談してください。日本産科婦人科学会の指針には、72時間を超えたレボノルゲストレルの使用についても記載がありますが、国内承認された用法の範囲外であり、医師による個別判断が必要です。
- 時間は「翌朝」ではなく、妊娠が心配な性交があった時刻から数えます。
- 薬の発送時刻ではなく、実際に服用できる見込み時刻で判断します。
- 複数回の性交がある、日時が曖昧、72時間を超えた場合は、全ての日時を医師・薬剤師へ伝えます。
期限内に選べる経路の費用差は、アフターピルの薬局・病院・オンライン総額比較で確認できます。
アフターピルは性交後いつまでに飲む?
経過時間によって、選べる可能性がある方法と優先する相談先が変わります。以下は受診先を選ぶための目安であり、個別の服用可否を判定するものではありません。
できるだけ早く相談・服用
国内承認のレボノルゲストレル1.5mg製剤の用法範囲です。対応薬局、対面医療機関、オンライン診療を比較し、最も早く服用できる経路を選びます。
薬局だけで探さず医療機関へ
市販薬の承認用法を超えています。レボノルゲストレルの適用外使用や、120時間用として案内される国内未承認薬を含め、医師へ直ちに相談してください。
待たずに産婦人科へ相談
レボノルゲストレルは120時間を超えた場合の有効性データがないと学会指針に記載されています。妊娠検査の時期まで待たず、現在利用できる対応を医師へ確認します。
72時間用と120時間用の違い
数字だけで選ばず、薬剤名・有効成分・国内承認の有無・実際に服用できる時刻を確認します。
表は横にスクロールできます。スクロール中も区分は左側に固定されます。
| 区分 | 主な成分・位置づけ | 時間 | 申込・受診前の確認 |
|---|---|---|---|
| 国内承認薬 | レボノルゲストレル1.5mg。日本産科婦人科学会の指針では、国内で承認された唯一の経口緊急避妊薬として第一選択に位置付けられています。 | 性交後72時間以内に1錠。できるだけ速やかに服用します。 | 薬局では在庫と研修修了薬剤師の勤務、医療機関では診療可能時刻、オンラインでは受け取り方法と服用見込み時刻を確認します。 |
| 120時間用の表示 | オンライン診療の案内には、ウリプリスタール酢酸エステル製剤など国内未承認薬が含まれる場合があります。 | 「120時間以内」と表示されていても、待ってよい期間ではありません。できるだけ早い相談が必要です。 | 薬剤名、成分、国内承認の有無、入手経路、副作用被害救済制度の対象、服用後の相談先を医師へ確認します。 |
| 72時間を超えたLNG | 学会指針は、72時間後に作用が急に消失するわけではない可能性を示す一方、承認用法の範囲外としています。 | 72〜120時間の研究例は少なく、120時間を超えた有効性データはありません。 | 自己判断で服用したり個人輸入したりせず、医師が経過時間や月経などを確認して判断します。 |
海外の情報をそのまま国内の選択肢に置き換えないでください。WHOはウリプリスタール酢酸エステルや子宮内避妊具を含む方法を案内していますが、日本国内での承認、流通、適応、実施可否は同じではありません。国内で受診する場合は、医師から現在選べる方法の説明を受けてください。
72時間はいつから数える?3つの確認方法
性交があった時刻を起点にする
「翌朝から」ではありません。例えば火曜日23時の性交なら、72時間後は金曜日23時です。日付だけでなく時刻までメモします。
複数回ある場合は全て伝える
今回以外にも妊娠の可能性がある性交があった場合、最も新しい日時だけで判断できないことがあります。分かる範囲で全て伝えます。
服用できる時刻で比較する
受付・診療・処方・決済・発送が早くても、到着が期限後では服用できません。現在地から最も早い経路を並行して確認します。
薬局・対面診療・オンライン診療の選び方
対応薬局
2026年2月から、一部の対応薬局等で処方箋なしに購入できます。事前に在庫と研修修了薬剤師の勤務を電話確認し、服用する本人が来店して面前で服用します。
対面医療機関
72時間を超えた、経過時間が曖昧、強い腹痛や出血がある、服用薬や持病も相談したい場合は、産婦人科などの対面診療を優先します。
オンライン診療
医師の診療を受け、診療先が案内する方法で薬を受け取ります。配送対応の場合は到着見込みを確認し、間に合わないと分かった時点で薬局や対面診療へ切り替えます。
服用後は3週間後の確認までが必要
期限内に服用できても、妊娠を完全に防げるわけではありません。服用した時点で確認を終えず、次の行動を予定しておきます。
- 服用から3週間後を目安に、妊娠検査薬を使用するか医療機関を受診して妊娠の有無を確認します。
- 服用後2時間以内に吐いた場合は、速やかに医療機関へ相談します。
- 月経が予定より7日以上来ない、出血量が通常と異なる、腹痛などがある場合は医療機関へ相談します。
- 服用後の性交による妊娠は防げません。以後の避妊方法について医師へ相談します。
- 緊急避妊薬は性感染症を予防・治療しません。心配がある場合は検査や受診を相談します。
吐き気・頭痛・腹痛・出血などの症状や、服用後2時間以内に吐いた場合の行動は、アフターピルの副作用と受診目安で詳しく確認できます。
服用後の生理が早い・遅い場合、出血の見分け方、妊娠検査薬を使う時期は、アフターピル服用後の生理と受診目安で詳しく整理しています。
アフターピルの服用期限に関するよくある質問
72時間ぎりぎりでも服用できますか?
国内承認薬の用法は性交後72時間以内ですが、できるだけ速やかな服用が求められます。ぎりぎりまで待たず、すぐ薬局・医療機関へ連絡してください。服用できるかは医師・薬剤師が確認します。
性交から3日後なら、まだ72時間以内ですか?
日付だけでは判断できません。性交があった時刻から72時間を数えます。正確な時刻が分からない場合は、そのことも含めて医師・薬剤師へ伝えてください。
72時間を過ぎたら、120時間用を選べばよいですか?
120時間用として案内される薬には国内未承認薬が含まれる場合があります。また、経過時間だけで服用可否は決まりません。薬剤名、承認状況、既往歴などを医師へ確認し、説明を受けて判断してください。
120時間を過ぎたら何もできませんか?
自己判断で諦めたり、妊娠検査ができる時期まで待ったりせず、産婦人科へ直ちに相談してください。国内で実施できる対応は、経過時間や月経、受診時の状況により医師が判断します。
夜間や休日はオンライン診療を待つべきですか?
オンラインだけに絞る必要はありません。対応薬局、夜間・休日の対面医療機関、オンライン診療へ並行して連絡し、最も早く服用できる経路を選びます。発送予定ではなく到着見込みを確認してください。
薬局とオンライン診療ではどちらが早いですか?
現在地、在庫、薬剤師・医師の対応時間、受け取り方法で変わります。近隣薬局に在庫があれば薬局が早い場合があり、近くで入手できなければ対面・オンライン診療が候補になります。
まとめ:72時間・120時間の数字より、今すぐ服用できる経路を選ぶ
国内承認のレボノルゲストレル1.5mg製剤は、性交後72時間以内に1錠を服用し、できるだけ速やかな服用が必要です。72時間を超えた場合や時刻が分からない場合も、自己判断で諦めず医療機関へ直ちに相談してください。
薬局、対面診療、オンライン診療を一つずつ待つのではなく、実際に服用できる時刻を確認して最も早い経路を選びましょう。
根拠・更新情報
- 検証日
- 2026-07-28
- 更新日
- 2026-07-30
- 執筆者
- えらぶラボ編集部
- 確認者
- えらぶラボ編集部
- 次回確認日
- 2026-08-28
確認した公的・公式情報
- 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針に基づく緊急避妊に係る取組について」
- 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」
- 日本産科婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(令和7年改訂版)」
- 第一三共ヘルスケア「ノルレボ 製品情報」
- WHO「Emergency contraception」
本記事は診断や個別の服薬指示を行うものではありません。経過時間、月経、既往歴、服用薬などにより判断が変わるため、医師・薬剤師へ相談してください。

